グローカル・ハタラクラスぐんま
プロジェクト地域日本語教室 (高齢期)

文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業
地域日本語教育実践プログラム(B)採択事業

活動報告REPORT

ぐんまでむかえる高齢期に備える
~応援の盲点となっていたのは「地域で感じる生き甲斐」~

群馬大学は、平成25年度より定住外国人のみなさんが、日本で高齢期を主体的に生きるためにはどのような日本語を、どのような目的で学んでいけばいいのかを模索し、取組を進めてまいりました。お陰さまで、その取組は、文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業として継続的に選定をいただき、その内容を充実させることができました。 その取組は、「年金」「介護」「健康」「冠婚葬祭」「防災」「安全安心」など多岐にわたり、地域関係者のみなさまに多大なお力添えをいただいてまいりました。本年度はこれらの実践の構築をもとに、生活者としての外国人住民にとって、ぐんまで過ごす高齢期に備えるためにさらに必要となることは何かを検討したところ、ぐんまで高齢期を過ごすうえでの「生き甲斐」であることだという結論に至りました。

定住外国人のみなさんも、自分が生活している地域で役に立ちたいという思いがあります。その思いを地域につなぎ、地域のみなさんと交流し、自分が役に立っているという思いを持ってもらう。そのために、日本語が不可欠なコミュニケーション・ツールとなることを体感し、学習意欲を高めてもらいながら、主体的に地域貢献活動に参画してもらうという仕組みづくりと実践を、今年度の事業で実施しました。

定住外国人のみなさんの興味関心や得意分野を活かした、「地域貢献活動」の展開

そこで、活動の舞台とさせていただいたのが、群馬県利根郡川場村です。川場村は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催でアメリカ選手団のホストタウンとして登録され、多様な国々にルーツを持つ多くの外国人訪問客が観光を目的に来ることが予想されます。この川場村の訪問が、外国人の視点でも楽しめるようにするにはどのような方策が考えられるのか、どのようなイベントや紹介の仕方をすればいいのか、など事前調査をし、12月には1泊2日で現地を訪問し、地域のみなさまと交流をさせていただきました。

本事業で取り組んだテーマは、「ウォーキング」「料理」「お酒」。平成30年2月25日(日)に実施しました成果報告会では、これら3つのテーマについてお世話になった外部指導者のみなさんや川場村役場のみなさんをお招きし、外国人学習者が地域日本語指導者の指導のもと、成果をご報告し、意見交換を行いました。

下記は、学習者が書いた原稿です。ご覧ください。 ※画像をクリックすると拡大表示されます。

ウォーキング班

料理班

お酒班

グローカル・ハタラクラスぐんま プロジェクト 地域日本語教室(高齢期)

住所

〒371-8510
群馬県前橋市荒牧町四丁目2番地
TEL027-220-7382
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