グローカル・ハタラクラスぐんま
プロジェクト地域日本語教室(観光)

文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業
地域日本語教育実践プログラム(B)採択事業

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第3回 「観光日本語」ワークショップ

日時 平成31年1月27日(日)  10時30分~12時 トークセッション
13時~16時    ワークショップ
場所 伊香保温泉ビジターセンター4F会議
参加 ゲスト 群馬大学大学院理工学府環境創生部門 准教授 金井昌信
約60人(自治体職員、観光協会、定住外国人、日本人学生)
  ■トークセッション 金井昌信 氏
―災害時における外国人観光客の安全・安心をどう守るかー

災害時の訪日外国人旅行者の特徴は、災害に対する知識がないため特有な反応を起こす。 また、日本語理解していないため、情報取得、コミュニケーションが困難。土地艦がないため、誘導なしに避難することができない。文化が異なるため、トラブルに発展するなど。 訪日外国人旅行者のための防災は重要な課題であることが話されました。
群馬県民にも『群馬安全神話』があると言われています。「群馬は硬い地盤の上にあるから大丈夫!」「上流にダムがあり、堤防が立派になったので水害はもう起こらない」という考えが広まっているが心配だそうです。重要なことは、「備えあれば憂いなし」ということで、被災後ではなく被災前の対策が重要であることを話されました。
ワークショップの様子
ワークショップの様子
■ワークショップ
参加者が7つのグループに分かれ、正解のない防災ゲーム『クロスロード』に挑戦。 志渡澤さん、観光関係者の皆さんには、各グループの様子を見ていただき、コメントをいただきました。
Q:あなたは、『旅館の経営者』です。夕方、とても大きな揺れを感じる地震が発生しました。最初の揺れがおさまったので、建物の外に出てお客様や従業員の安否を確認したところ、外国人旅行者のAさん一家(2人)がいません。建物は崩れませんが、家具などが点灯し、建物内は、ぐちゃぐちゃです。また頻繁に大きな揺れの余震が続いています。あなたは、従業員に建物の中に確認に行かせますか?
A:YES・・・・・・・   NO・・・・・・・

このような地震や風水害などの8つの問題にチャレンジ。グループで話し合い解決策を考え発表しました。また、具体的な支援策を考えるなど観光・宿泊施設や地域(市、温泉観光協会)は、何を準備し、備えておくべきか考えを出し合いました。 金井先生からは、災害時だけ外国人旅行者に対して手厚いサポートができることはありません。『普段の姿勢』サービスレベルの向上が一番の備えということを教えていただきました。

第2回「観光日本語」ワークショップ

日時 平成30年11月4日(日) 10:30~12:00 トークショー
13:00~16:00 ワークショップ
場所 田園プラザ川場 研修室
参加 70人(観光関係者、地元関係者、日本語講座学習者、留学生、群馬大学学生)
  ■トークショー
阿部 倫典 氏(群馬県酒造組合副会長)
結城 瞳ジーナ 氏(群馬の地酒大使)
モデレーター 結城 恵 教授

阿部さんから、水や空気など自然とかかわり、丹精込めて作る日本酒への一方ならぬ思いを熱く語っていただきました。結城 瞳ジーナさんからは、日本酒の魅力についてのお話がありました。
また、阿部さんは、午後のワークショップにおいても、日本酒の醸造工程等細かな質問について、画像を利用してわかりやすく回答していただきました。
■ワークショップ
川場村ウォーキングでみつけたもの
日本語講座学習者が川場村を歩き、主に観光に関する看板・掲示について、村を知らない外国人の視点から感じた、意見や改善点について発表し、留学生からは、それに対しての意見発表がありました。
■グループ別活動
① 掲示・看板のわかりにくいものについての改善点を話し合ってみました。
ワークショップの様子
ワークショップの様子
② 日本酒の製造工程等で使われる、酒造りについての漢字や独特の言葉について、理解できるように、わかりやすい表現に言い換えようと挑戦しました。

第1回 「観光日本語」ワークショップを開催しました

日時 平成30年10月21日(日) 10時30分~12時20分 トークセッション
13時20分~16時    ワークショップ
場所 群馬大学 荒牧キャンパス ミューズホール
参加 約60人(自治体職員、観光関係者、定住外国人、留学生、日本人学生)
  ■トークショー
講演 志渡澤 祥宏 氏 (京都市建設局自転車政策推進室長)

― 外国人観光客が「わかる+魅力のある看板・掲示」とは ―
志渡澤さんは、国際観光都市の京都で、景観づくりに取り組んでおられました。
最近の地方都市には、形が大きく、色彩が派手な看板が多く、その土地の特色がなくなり、どこに行っても、街並みが似かよっているとのお話がありました。
京都では、古都にふさわしく、落ち着いた、趣のある看板へ転換するためについて、事業者へ協力を呼びかけている事業に取り組んでいます。また、外国人観光客が安全に、街をまわれるように、わかりやすい掲示の設置に努めています。志渡澤さんの豊富な経験からのお話は、大変有意義なものでした。
■ワークショップ
参加者を8グループに分け、参加者の中の留学生から、伊香保温泉を回ってみて、観光客として気が付いた点についての話がありました。その中で、路線バスの表示が、日本語だけで、行き先や路線図がわからないという指摘があり、出席していた、関越交通株式会社の佐藤社長から、対応についてのコメントをいただきました。
定住外国人は、川場村のフィールドワークで、わからない掲示等について、自ら撮ってきた写真を使って発表しました。参加した日本人学生は、身近にあるもので、気がついた掲示について話をしました。各グループで、改善に向けた話し合いをすすめ、模造紙に記録をして、グループ毎に発表をしました。定住外国人から出された、わからないものとして、「洗心」何と書いてあるの?何をするところ?「鬼瓦」これは何? 「庚申塔」これは彫刻ですか?「田んぼアート」この次にどこへ行こう?「田園プラザの標識」どっちに向かえばいいの?「神社のお参り」どうすればいいの?「ごみ収集ステーション」何が書いてあるんだろう?「田園プラザの牛」(子牛の置物)乗っていいの?
志渡澤さん、観光関係者の皆さんには、各グループの様子を見ていただき、コメントをいただきました。
グローカル・ハタラクラスぐんま プロジェクト 地域日本語教室(観光)

住所

〒371-8510
群馬県前橋市荒牧町四丁目2番地
TEL027-220-7382
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