「グローカル・ハタラクラスぐんま」プロジェクトの
推進による留学生の受入環境充実事業
群馬県には、自然と祈りと文化に育まれてきた豊かな資源があります。これらの資源を活かし、持続可能な地域づくりを進め、国内外に事業展開を図る産業があります。本事業は、外国人留学生をこれらの産業界の次世代を担う「グローカル人財」として、産学官金協働で養成すると同時に、外国人留学生が卒業後も安心安全に・生き甲斐をもって群馬県で定着できるように、オール群馬で受入れの環境を充実していきます。その結果として、群馬県が学ぶ・暮らす・働く地域として魅力あるものとなり、より多くの優秀な外国人留学生が、群馬県を目指して諸外国からやってくる状況を生み出したいと考えています。
産学官金が一体となって、外国人留学生への生活・就職支援を推進するコンソーシアムを発足し、受入環境の充実を図ります。
群馬県内の高等教育機関に在籍する留学生数
平成26年度 952人 → 平成35年度 1,600人
地域創生人材としての外国人留学生の増加・定着に期待
群馬県の過疎指定地域(H26年4月1日現在:網掛け部)。県面積の約半分を占める(群馬県HPより)。高齢化率は関東で最も高い(平成25年25.8%、平成52年36.6%。内閣府・平成26年版高齢社会白書より)。
群馬県内に就職を希望する県内大学 在学の留学生は16.4%に留まる。83.6%が卒業後は群馬県外に。出典:結城恵(2014) 「『ハタラクラスぐんま』プロジェクトによるインターンシッププログラムの取組」日本学生支援機構『留学生交流』, 22-28頁。
「地方型」留学生受入れ環境整備モデルが必要
優秀な外国人留学生の群馬県への留学、及び、卒業後の県内定着を促すために、所属高等教育機関での専門領域分野での学習・研究に加え、群馬県で暮らし学ぶことが卒業後の就職や生活にメリットとなる仕組みを産学官金協働で創ります。
2015(平成27)年度~2019(令和元)年度までの5年間で、次の2つの仕組みづくりに取り組みます。
1.グローカル・リーダーとして日本を牽引し活躍する優秀な外国人留学生を養成し、 卒業後も群馬県で暮らし・働く人財を増やす仕組みづくり
2.外国人留学生が安心して卒業後も群馬県で暮らし・働ける、人的多様性豊かな環境 を整備する仕組みづくり