グローカル・ハタラクラスぐんま
プロジェクト留学生就職促進プログラム

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インターンシップ・プログラム

このインターンシップ・プログラムは、「首都圏」隣接型「地方圏」という地域特性を考慮し、外国人留学生の卒業後の定着を促す方策として、「住環境・就職支援等留学生の受入れ環境充実事業」で開発した２つのインターンシップモデル、すなわち、GLLP【地域対応型】インターンシップとGLLP【業界対応型】インターンシップを応用展開するものです。（関連については、「住環境・就職支援」の「グローカル・リーダーシップ・プログラム（GLLP）」をご覧ください。より多様な地域や業界でのインターンシップ体験を充実させ、外国人留学生の多様な特性にあう地域への愛着や、企業への就職意欲を高めていきます。この応用展開のインターンシップを、「グローカル・ハタラクラスぐんま」プロジェクトの略称GHKGを用いて、GHKG【地域対応型】インターンシップ、GHKG【業界対応型】インターンシップと呼んでいます。

参加者は、グローカル・ハタラクラスぐんまコンソーシアムに加盟する高等教育機関より応募のあった外国人留学生12人と日本人学生５人の合計17人（高崎経済大学・共愛学園前橋国際大学・高崎商科大学・上武大学・群馬大学）でした。
GHKGインターンシップin渋川伊香保では、【共通課題】ひとつと、【共通課題】に対して具体的にアプローチする４つの【テーマ課題】が提示されました。

【共通課題】
渋川伊香保地域に外国人観光客が訪問しやすい環境整備のための提案をせよ！

インターンシップ生を受入れる関越交通（株）と渋川伊香保温泉観光協会からは、共通課題の背景と、それぞれのテーマ課題が設定された背景（歴史的・社会的・経済的・文化的背景等）の説明があり、学生に課題の理解と遂行のための手続きを検討させた結果、４つの課題のうち、「バス班」「アルテナード班」「着地型観光班」の３つの国籍・学年・専門混合の班単位で取り組みをすすめました。

本インターンシップで学生チームが報告した提案は、渋川伊香保地区の複数の路線バスを自由に乗降する「エリアパス」として外国人観光客を対象に商品化されることなりました。また、スーツケースなど嵩張る荷物を駅から旅館にワンコインで運ぶ提案は、「手ぶら観光サービス」として提供されることも決定しました。これらの２商品は、大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン（DC）」の前年にあたる2019年度に展開されるプレDC中の開始を目指すこととなっています。

このインターンシップの成果をもとに、渋川伊香保関係者に提案した様子は、首都圏でのテレビ放送や、地元のラジオ番組でも採り上げられ、多くの反響をいただきました。さらに、平成31年2月には、インターンシップにご協力いただいた渋川市・渋川伊香保温泉観光協会・関越交通（株）の連携で提案が事業化されることが発表されました。渋川伊香保地域の複数のバス路線を自由に乗降できる外国人観光客向けの「エリアパス」と「手ぶら観光」の２つの企画は、大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン」のプレDCに併せて販売されます。これらの企画の地域への期待が高まっています。留学生も観光業の企画という業種のやりがいも体験できました。